無色透明な世界で私は今日も生きていた

私と色の無い世界と
ほんの小さな幸福とほんの小さな不幸


人とは無色
自分で色を作り 自分で世界を作り

色を集め また世界を色づけていく

私は色を作れなかった
私は色を集められなかった


やりたいことがある人はやるべきだと私は思う


どうせ人は死にます 死は平等ですからね

人は死ぬために産まれます

ではなぜ生きるのか

人によっていろいろあるでしょうが
私は 死ぬまでを楽しむ時間だと思います

楽しんだら勝ちです
どうせ死ぬんだやりたいことをやろう


私はやりたいことが見つけられない

色を持たない放浪者
隣の世界は鮮やかなのに
私の世界にはもはや黒すらも白すらもない

触れられない でも確実ある空間

色も 物も もはや自分の形すら危うい

無色透明
私と
世界と

死と生